住宅医スクール福岡

今年3回目の住宅医スクール福岡へ行きました。

既存住宅の劣化対策について、初めて学んだのが住宅医スクール2010名古屋。あれから8年です。

岐阜県立森林文化アカデミー・辻充孝さんの第1講義から終わりまで全て「温熱環境の改善と対策」断熱性能、遮熱性能、結露・省エネについて、みっちりでした。

住まいの温熱性能を向上させるのは、住まい手の健康のためである…一般ユーザーさんたちに知っておいて欲しい事実として、平成28年度、屋内でのヒートショックによる死亡者数が、交通事故による死亡者数の5倍に上るようです。高齢者のみ対象にした比較では無さそうですが、家の中で亡くなる高齢者は相当数であるという事実は驚きです。

木造住宅既存改修において、断熱性能を強化する必要性は、今後値上げされ続ける電気料金を考えた時、快適健康な生活環境の向上や、冷暖房費の削減に直結するので、必須になります。
建物を何年保たせるか、何年住むのか、資金の問題など絡み合いますので、どれが一番正しいと言い切るには説明が必要ですが、もし冬場に停電になった時、家族がひと部屋に集まると無暖房でも寒くなく過ごせたり、病気にかかりにくくなれば、後々の恩恵(価値)が高いです。

これも木造住宅に関してですが、最近は家電屋さんでもリフォーム工事を請けますけども、高効率高機能エアコンを付ければ省エネになると、各世帯ごとで条件が違うのに宣伝文句は同じです。家電屋さんだけにエアコンスペックをアピールするのはわかります。
でもね、それって根拠なのか?
現行のエアコンは昔より性能は上がっていますが、そもそも建物性能を上げなければ、いくら高効率高性能な冷暖房器具を付けても、熱エネルギーは外へ漏れて行きます。まずは熱エネルギーを逃がさないようにするのが基本ですよね。
内窓を付けるだけでも改善します。ただし部屋単位で改修しなければなりません。
既存の残した窓があると、内窓の効果が発揮されないからです。

さらに大事なことは、いくら性能の良い材料を使っても、設計計画と施工がダメなら何もならないので、私たちは常に勉強していきます。

台風20号の接近で、早めに帰りましたが、断熱、気密については、新住協で学んでいるものの、良い復習になり、今回も行って良かった!と感謝です。

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